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太る原因について


 世間には数多のダイエットがあります。昔は脂肪や肉が太る原因と言われてきましたが、最近では炭水化物(糖質)が主な原因だと言われています。

 脂肪は胆汁で乳化され小腸で吸収されます。とても複雑な経路で吸収され肝臓で処理されます。決して吸収された脂肪がそのまま体脂肪になるわけではありません。

 タンパク質はアミノ酸に分解され身体を作り直す材料になります。脂質やアミノ酸は体脂肪になるために多くの処理が必要で効率が悪いためほとんど関係しません。

 炭水化物を摂取すると膵臓からインシュリンが分泌されすぐにエネルギーに変わります。使い切れないエネルギーは肝臓や筋肉に蓄えられますが、それでも余るエネルギーが体脂肪になります。 

お米や麺類、パンなどは口に入れたときはあまり甘くないですが、腸で吸収されるときは糖質になっているため甘くなっています。つまり甘いものを食べることと同様になります。茶碗一杯のご飯で角砂糖10個以上とも言われています。

 人類がこれほど多くの炭水化物(穀物)を食べだしたのはわずか数千年です。まだまだ大量の穀物を利用できる身体になっていません。それまでのほとんどの期間を飢えと戦ってきました。つまり、エネルギーが余れば優先的に体脂肪に蓄えます。

 炭水化物(糖質)は身体を動かすエネルギーになり、その四分の一は脳で消費される非常に有用な食品です。しかし、体脂肪は生活習慣病の原因となります。炭水化物を半分ほどにし、その分をタンパク質や脂質で補い、野菜でバランスを取りましょう。数週間で馴れます。


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