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長引く痛みについて

 身体の一部が痛くてつらい。病院に行っても検査で異常がでない。外出先で痛みがでると困るので出るのを控える。痛みは本人しかわかりません、病院で異常が見つからないと周りの人の同意を得られません。もしかしたらそれは脳が原因かもしれません。

 脳には身体からの痛みの信号を調整するDLPFCという部分があります。ここは痛みの信号を適度に和らげることができます。しかし、ケガや病気でとても痛いつらい思いをすると「また痛くなる」「痛みが怖い」と思い込むとDLPECが正常に働かなくなることがあります。そうするとほんの小さな痛みの信号でも強い痛みに感じられ、またDLPECの働きが悪くなるという悪循環に陥ります。

 では、DLPECの働きを正常にするにはどうすれば良いのでしょうか?それは痛みの感じる動きをできるだけ「ゆっくり」と行い、「大丈夫、痛くないんだよ」ということを何度も教えることです。「こうすれば痛くない」と思えればDLPECのストレスがなくなり正常に機能できるようになります。「フラシーボ効果」もそのうちの一つかもしれませんね。※あくまで身体に異常がないのに痛いという場合です。医療機関での治療を受けている方は継続してください。


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