灸頭鍼とは
鍼灸治療の中に鍼と灸を同時にできる方法があります。「灸頭鍼」です。鍼の上にもぐさを燃やし鍼と灸との合わせ技で効果を期待するものです。灸は皮膚から数センチ離れており火傷することはありません。主に肩や腰など広い範囲に向いていますが、テニスひじなどにも使えます。時間は10~20分ほどで灸からの放射熱でホカホカと気持のよいものです。主に慢性疾患に向いており「補法」になります。今までマッサージやストレッチ、整体など物理的な刺激でも回復しなかった症状が、鍼の「侵害刺激」と灸の「温熱刺激」で症状が回復に向かうケースもあります。苦痛をともなう施術ではありませんので「灸頭鍼しかしない」という患者様もいらっしゃいます。未経験の方も是非ご相談ください。写真は灸頭鍼をセットしたところです。上部の炭の部分が燃焼します。匂いはありません。煙もでません。※撮影の都合上タオルに刺しています。