土踏まずについて
足の裏の内側にあるへこみが土踏まずです。足の裏のアーチは前と内側(親指側)外側(小指側)の三本で構成されています。このうち最も大きなアーチが内側の土踏まずです。
土踏まずは歩行に重要なクッションの役割をしています。土踏まずが無いとダイレクトに足の衝撃が足首や膝や腰に伝わります。
土踏まずは「後脛骨筋」により上に引き上げられています。足の裏の中央部から踵の内側を通り脛骨(すねの骨)の内側につながっている筋肉です。その筋肉の働きが弱いとアーチが下がってきます。
後脛骨筋のトレーニング方法は「足裏を内側にひねる」ことです。簡単に言うと足の裏を見る動作です。これを繰り返すと後脛骨筋が鍛えられます。
後脛骨筋は筋膜の流れでいうと上に向かって太ももの内転筋、骨盤底筋、大腰筋、などを経て体幹と内臓を内側から支える重要なラインを構成します。よく歩くと姿勢がよくなり内臓が元気になるのもこのような働きが関係しているのかもしれませんね。