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タバコについて

 以前は映画などでタバコを吸っている俳優がかっこよく真似して吸いだした方も多いと思います。政府も「今日も元気だタバコがウマい」というCMも出していました。しかし、タバコによる健康被害が徐々に明らかになり、現在ではタバコを吸う場所にも困るようになりました。

 どうして、これほどまでに喫煙者が苛まられるのでしょうか?タバコには中毒性があり、受動喫煙でも吸い始めたくなります。喫煙による病気への国の負担額は年間7兆円と言われています。

 では、タバコによる病気とは何があるのでしょうか?

ニコチン中毒  ニコチンの中毒はコカインなどの麻薬より強いと言われています。脳はニコチンの刺激を好みます。タバコが止められないのは脳がニコチンを欲して吸いたくなるように仕組んでいるためです。その働きを逆に利用したのがニコチンパッチなどの禁煙治療法です。

タール いわゆる「ヤニ」です。多くの発がん性物質が含まれています。発がん性物質とは正常な細胞を繰り返し攻撃してDNAを傷つけ癌化させるものです。強いアルコールとあわさると癌化が何十倍にもなります。映画でギャングの親分がよくやっているのを見かけます。

一酸化炭素中毒 タバコを吸うと目眩や痺れがあります。それが一酸化炭素によるものと言われています。一酸化炭素は猛毒である程度以上一度に吸うと絶命します。

老け(スモーカーズフェイス) 細胞が傷つけられることによる劣化で、目のクマが目立ち目じりが下がり、頬が垂れ下がります。薬物中毒者によく見られる顔です。

歯周病 歯にヤニが付きやすくなります。早くに歯が抜け始めます。心臓疾患にもなりやすくなります。※以前の記事を参照

・病気 慢性閉塞性肺疾患(COPD)肺包に炎症が起こり痰が増え酸素の取り込みが悪くなります。約20%の喫煙者がなっています。一度悪くなった肺胞は回復しません。虚血性心疾患、心臓に血液が届かなくなる病気の総称です。  タバコは消化器官(口腔から肛門まで)のあらゆる場所が癌化しやすくなります。肺癌、肝臓癌にもなりやすくなります。

 やはり、自分で止められなければ禁煙外来に行ってでも禁煙しましょう。


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