痛風について

「痛風」とは血液に溶け込んでいる尿酸が7.0mg/dL以上あるときに関節内などで結晶化し炎症を起こすものです。風が吹くだけで痛いというかなりの痛みがある病気です。２週間ほどすると炎症と痛みが治まるため未治療のままの方も沢山います。しかし、高尿酸値が続くと腎臓疾患や動脈硬化につながる全身病になりますので、尿酸値はコントロールしなければなりません。

　昔から「贅沢病」と言われており肥満が大きな原因となります。他には飲酒やプリン体の多い食事、遺伝体質等が原因と言われています。

痛風発作が起きたときはすぐに病院に行くことが大事ですが、とても痛くて歩けません。そこでとりあえず氷袋などで冷やし、消炎効果のある湿布などを貼りましょう。何とか病院についてもすぐに対処できません。ほとんどの場合、血液と尿の検査、レントゲン、痛み止めの処方で終わります。なぜなら血液と尿の検査が終わるまで、薬の種類が分からないためです。数日後の検査結果が出るまでとにかく安静にするだけです。

　投薬治療が始まってもこれで終わりではありません。痛風は糖尿病と同じで「一生つきあっていかなければならない」病気です。痛風発作は再発しやすいので、肥満解消、アルコールを控える、プリン体の制限を続けていきましょう。

　痛風に効果のあるツボは腎兪・足三里・三陰交・太谿・崑崙など腎臓の働きをよくするツボです。定期的に治療しましょう。