未病とは
「未病」とはとあるCMでも説明していますが、「病気になる前の段階」です。表向き健康ですが、いつ発病してもおかしくない状態です。ほとんどの病気は発病までになんらかの兆候があります。それは「なんだかふらつく」や「食欲がない」「眠れない」「イライラする」など病気と判断しにくいものもあります。
しかし、簡単な検査や健康診断で「未病」であることがわかるものが多くあります。例えば「血圧」「中性脂肪」「血糖値」や「肝機能の数値」などこれからの生活習慣を改善すれば症状の回復や発病時期を大幅に遅らせることができる病気もあります。
「一病息災」という言葉もあります。私は痛風を発症し、原因はおそらく長年の高血圧で腎機能が低下したため(だと思っています)中年以降、血圧が高めなのはわかっていましたが、自覚症状がないためついついほったらかしにしていました。そしてお決まりの「いきなりの痛風発作」です。それ以来、毎月欠かさず通院し血圧や血液検査の結果は良好です。(鍼灸師だから鍼灸で治せと言わないでください(笑))同時に筋力トレーニングを行い40代後半にして過去一番の筋肉をつけました。
実際のところ「病気一つしたことがないから病院に行かない」かたは病気になると手遅れになるケースが多いように思います。ご自身の健康状態を客観的に診てくれる医療機関(鍼灸師含む)があれば、健康寿命が数年から数十年延びると思います。