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小胸筋症候群

 パソコンや運転など腕を長時間前に伸ばす姿勢をしていると腕が怠くなったり痺れたりすることがあります。腕に向かう神経や血管は烏口突起の内側を通ります。烏口突起と第1・2肋骨につながる「小胸筋」という筋肉があり、この筋肉が短縮すると腕に向かう「鎖骨下動脈」「鎖骨下静脈」「腕神経叢」が圧迫され腕に異常がみられるようになります。

 「小胸筋」は大胸筋の内側にあり、通常では触れることが難しい筋肉です。この筋肉の異常は「ライトテスト」などの専門的な検査が必要です。ある程度わかりやすいのは「猫背」「前肩」でなりやすいということです。

 治療法としては、小胸筋のストレッチやアスター、肩甲骨まわりのリリースなどがありますが、解剖学的な知識がないと効果的な治療ができません。鍼は効果がありますが大きな血管や神経が通っていますので丁寧な施術をする先生がおすすめです。


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